冬の海辺にはさまざまな鳥が…
冬の海には様々な鳥がやって来ています。その中には冬にしかやって来ない鳥たちもいるみたいですが、ボーっと見ているだけでは気が付きません。今年はとくに日本も冬は十分に寒いと思うのですが、羽に覆われている鳥たちにはこのくらいが丁度いいのでしょうか。カモもカモメも暑いのは苦手なようです。カモメは夏の海が似合うように鳥素人の私は思ってしまいますが、夏でも見られるのはウミネコくらいなもののようです。しかし空を飛べる鳥たちは自由で平和な印象です。
セグロカモメ🦢East Siberian herring gull
上の動画で、カラスと仲良くしているカモメです。英名のherring gullの herringはニシンのことですので直訳するとニシンカモメです。北原ミレイが石狩挽歌で「ゴメが鳴くからニシンが来ると~」と歌っているゴメには海猫の字が充てられていますのでたぶんウミネコなんでしょうが、セグロカモメをゴメと呼んでいたとしても不思議ではありません。諸説ありますが、カモメの語源としてカゴメの転訛もいわれています。真相は石狩に行かないと判りません。
ハクセキレイ🐧White Wagtail
関東では都市部でも駐車場などで見かけることも多いハクセキレイですが、海辺にもいます。まあ山ではほとんど見ませんので、海派の鳥だと思います。よく知りませんけど、少なくとも海でなくとも水辺の鳥のイメージなのは私だけ?歩いているところしか見ないけど、木にもとまるのかな?疑問は多いけど可愛いすよね。
イソシギ🐤Common sandpiper
とくに海にいるわけでもないようですが、名前に磯と付いているくらいだから、もちろん磯にもいます。足が長くて愉快なシルエットです。この鳥の名をタイトルとしたエリザベス・テイラーの映画「いそしぎ」は主題歌(The Shadow of Your Smile)が有名です。世界中にいる鳥のようです。
ヒドリガモ 🦆Eurasian Wigeon
基本、淡水型のカモとされているようですが、その中では海に来ることも多いとされているカモかも。ごく少数の集団で海に来ている感じです。水面に浮いている海藻を食べている様子。ビーガンすね。食べると美味しくないとの噂もあるようですが。なんとなく草食の生き物はそんなに癖がないように思うのですけど、違うのかな。
ユリカモメ🦢Black-headed Gull
黒目がちなのでカワイイ印象のカモメです。英語ではBlack-headed Gull黒い頭のカモメなのですが…黒い頭?。これは夏羽では頭というか顔も含めて頭部全体が真っ黒になるためです。黒い目出し帽を被ったようになります。日本には冬鳥としてやって来るためほとんどそんなの見ないので全くそんなイメージはないのですけど、そっちの方が表の顔ということでしょう。
水面採餌ガモ🦆と潜水採餌ガモ🦆
カモに限らないのですが、水鳥には水面採餌型と潜水採餌型の二つのタイプに分かれるようです。水面採餌型の方は泳ぐのは得意ですが、ダイビングは苦手で水中のものを食べようとするとお尻が出てしまいます。逆に潜水採餌型の鳥は、海中の魚や深い海底の貝なども食べることができますが、浮いているのは苦手で羽が濡れれたままになることも嫌がるものもいるようです。ここでも見るカモだと前者はヒドリガモ・オカヨシガモなどで、後者はスズガモ・オオバン・カンムリカイツブリなどです。人生いろいろ鳥もいろいろです。
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