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D.I.Y 2024.6 空家リフォーム①


海近の空家リフォーム開始

カエルや両生類は海にはいませんが、海近くの自然観察の拠点として用意した空家のリフォームを開始しました。むかし海苔の乾燥場だった地域に建つ元海苔漁師さんのお宅です。残置物も多く、なかなか手ごわそうです。築・約50年です。

これは古民家ではありません。名付けるなら「昭和家」です。しかし、ブームの古民家とは違いますが、私自身は古民家に暮らしたことはありませんので、むしろ昭和家の方が心に染みるところがあるようにも思います。


大きな物置の減築

道路に面した部分には、もともと雨天時の海苔の乾燥小屋として使われていた大きな古い物置小屋があります。これを減築して車を停められるスペースを作ります。小屋の右側はシャッターが壊れていますが、ガレージになっていますので、これで計2台の駐車が可能となります。

Before

小屋全体もそうなのですが、とても太い柱や立派な梁で大変丈夫にできています。

住居用の建造物と事業用の建造物では、何が重要なのかに違いがあるように感じます。仕事で使うにはなによりも頑丈であることが大事でしょう。見た目はあまりよくないのですが、50年経ってもビクともしていません。立派。

壁を取り払う

まず2本の柱を残して壁をすべて取り払います。これから屋根に上がっての作業になりますから、これで十分な強度のあることを確認して、さらに廃材から作った補強を取り付けます。水道の配管も来ていたので、これも取り払いました。

屋根の不要な部分のトタンを切り取ります

屋根は板材の上に波板が張られた作りになっていますので、まず、屋根に上がって不要な部分波板を切り取ります。

下から屋根を角材ごと切ります

屋根を端から必要な部分を残して切っていきます。柱も不要になりますので、取り払います。力仕事と言えるのはここまでです。

屋根を切り終わった状態

とりあえず、左側の部分がなくなり、道路側から母屋も見えるようになり、アプローチもすっきりとした印象となりました。

ひとまず簡単に仕上げておきます

まだ、完全に終わっておりませんが、残したひさしの部分を簡単に仕上げておきましょう。屋根から外したトタンは新たに外壁となる部分に使いますので、とっておきます。所詮、物置ですし雨風しのげれば。もったいないですから。

①After 

中途半端な状態ですが、疲れましたし時間もないので、今回はここまでとします。素人3名でほぼ丸1日の作業でした。

月に数日しか作業はできませんから、使えるようになるのはまだ先のことです。母屋はまだほとんど手付かずです。雨漏りもシロアリもありませんが、なにぶん古い建物なので…。

続く…


水道の配管の整理

ここはもともと海苔の乾燥場だったこともあり、その名残として地下水利用の地域共同の水道があります。市営の水道も来ていて外回りの配管はとても複雑になっています。共同水道は飲用には使えませんが、定額で利用できますので外回りやトイレの使用などのためにとりあえず残して、邪魔なものは整理しました。ただ、冬までには、凍結防止の処理をしないと。まあ、ほとんど凍ることはないみたいですけど。