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3月の鳥たち


🐦3月の鳥を観る

私はバードウォッチャーでありません。江戸っ子でもないし、せっかちだったりもしませんが、のんびり鳥の現れるのを待つなんてことはちょっと苦手かもしれません。それでもたまたま見かけた鳥の写真や動画を撮っていると鳥たちの楽しい生活が覗けた気がして、少し得した気分になれたりします。自由に空を飛べる鳥たちはヒトの憧れでもありますから、興味の対象ではあります。

というわけで、重たい機材で撮影したわけでもなく、より多くの野鳥の姿をと努力したわけでもなく、適当な機材でつまみ食いのように撮ったものなので普通のものしかいませんが、よろしければ見てやってください。ということで、名前はもちろん説明も間違っているかもしれませんので、ここで読んだことは他所では決して話してはいけません。ご注意を。

ただ、ポケモンを捕まえての「ゲットだぜ!!が嬉しいのと同じでシャッターを切った瞬間になんとも言えない楽しさがあるのも事実です。まあ、そのあたりの感覚が伝われば幸いです。鳥に限らず虫でも野草でもポケモンでもゲットの瞬間はいいものです。できれば、野鳥もせめてポケモンくらいの頻度で次々と出て来てくれるといいんですけどね。あれこれやり残していることも多いので、人生の残りの時間を考えると優雅に鳥を待つようなゆとりのある気持ちにはなかなかなれません。他にやることがまだまだ沢山。(;´д`)トホホ

※各画像をクリックすると拡大画像が表示されます。


🐥鳥の尿

鳥はどこにでも糞をするので困りますよね。で、あのフンの白い部分はではなく尿です。鳥は総排泄孔とよばれるところから糞も尿も卵も。卵も排泄か?とは思いますが。

尿の大切な役割として窒素化合物の排出というのがあります。アミノ酸を分解したときにできるアンモニアのためです。ヒトや哺乳類はそれを尿素にして水分とともに排出しますが、鳥は水に溶けにくい白い尿酸の結晶として排出しています。水に溶かしていると重くなって飛ぶのが大変だからでしょう。なので膀胱もありません。したくなったら、所かまわずしてしまうのはこのためですから、許してやってください。

下の動画は放尿の瞬間をとらえたものですが、白くなく透明のようにも見えます。水分尿と呼ばれる透明な尿をすることもあるのでそれなのかも。断言できませんが、まあ放っておいてくれ!!と言っていると思います。


🦢冬毛のコサギ・夏毛のコサギ

どちらも3月の撮影になりますが、ちょっと様子が違います。夏服には少し早い気もしますが、特に珍しいというほどのことでもないようです。冠羽というのでしようか二本の飾り羽がおしゃれです。若いコサギなのかもしれません。そういえば、初めての衣替えは少し早いと聞いたことがあったようなないような。



🐧虫が食べたい!!‐シジュウカラ

サクラの花にやって来るシジュウカラやウグイスは花の蜜目当てではなく花に来る虫を食べたいのではと。雑食なんでしょうが、上の写真でもモズと同じようにシジュウカラも虫を咥えているのが判ります。動画では虫の胴だけを食べて翅は捨てているようにも。よく判りませんけどね。ただシジュウカラが油っこいものが好きなのは確かで、餌台でもピーナッツが一番好きなようです。バターピーナッツの方がいいのかな?



🐥蜜を吸いたい!!‐メジロ・ヒヨドリ

サクラの他、ツバキの花などにもやって来るメジロやヒヨドリは純粋に蜜を求めて来ているように思います。知らんけど。甘い果実はこの時期にはありませんので嬉しいのでしょう。しかし、メジロはまだしもヒヨドリはあの図体を蜜で維持できるとはとても。まあ、スイーツ好きということでデザートの位置づけなのかも。



🐦田舎が好き!!‐カケス Eurasian jay

珍しくない鳥ですが街中では見かけたことはありません。田舎好き?英名JAYは鳴き声から。白黒に混じった青が美しい。しかし、より青いアオカケスという仲間が北米にいたりします。菊池のいるブルージェイズの名前の元になった鳥Bluejayです。大リーグには鳥の名前を由来とする球団は他にもあって、オリオールズボルチモアムクドリモドキ、ヌートバーのいるカージナルスの真っ赤なショウジョウコウカンチョウなんかがそれです。ちなみに大谷のロサンゼルス・ドジャースDodgerって何のことかご存じですか。ドジャースの本拠地がニューヨークだったころ、ブルックリンには路面電車が多くTrolley Dodgers「路面電車を避ける人たち」と住民たちが呼ばれていたためのようです。Dodgeはドッジボールのドッジです。

🐦都会が好き!!‐カラス Jungle Crow

ハシブトカラスはむしろ都会が好きなようですが、田舎にいないわけでもありません。好みはそれぞれ。



🦆北へ帰る前に!!‐マガモ

そろそろ北へ帰るころなのではと思います。マガモは繁殖地へ向かう前にカップルになって仲良く旅立つのが普通のようです。なれなかったものは一人寂しく飛んでいくのかしらん。

栃木県では絶滅危惧に指定しているようですけど、準?ってよく知りません。鉄砲で撃って煮て焼いて食べてもいいのかな?どこかで繁殖してやって来るものの絶滅とは?来なくなるという意味でしょうか???



🐤わらわらと…!!‐ムクドリ

春の川沿いの道にはわらわらと鳥の姿が。ムクドリのように見えるけど、随分と沢山いて思わす足を止めてしまいます。何を食べているのかな?ムクドリは冬が近づくころ夜はねぐらに集まってしまい、あちこちで問題になりますが、なるほどいるところにはいるのだなあと。



🐦国鳥?なのか…!!‐キジ♂

キジはまあ普通にいますし、なかなか立派な見た目ですから日本の国鳥と言われても不思議ではありません。しかし、これは国が正式に決めたものではなく星の数ほどある〇〇学会と名乗る組織の一つである日本鳥学会がそう言っているに過ぎません。また〇〇学会というのは誰が名乗ってもよく何の規制もありません。なのでそういう名前の宗教法人があって信者を学会員と呼ぶのも特に問題にならないわけです。ちなみに日本が国を象徴するものとして認めているのは国旗:日の丸国歌:君が代だけです。国の花サクラなのかなのかはっきりしないのもそのためです。しかし県や市町村の鳥キジとしているところもいくつかありますが、これは自治体が正式に定めているもののようです。これは判らなくもない現象で、花でも鳥でも代表するものを決めるには国では広すぎるためとも言えます。沖縄県をはじめとする西南諸島や北海道にはキジはいなかったりしますから何か一つに決めるのは難しいところもあるのでしょう。市町村単位なら意見をまとめやすいので正式に決められいるということのように思います。国鳥・国花の他、国魚:ニシキゴイ国蝶:オオムラサキ国果:カキ国石:ヒスイ国菌:コウジキン国技:スモウなどさまざな「国の〇」というものが存在していますが、ほぼそんなところが勝手に決めているだけです。〇〇学会などと名乗る人たちの単なる勘違いの特権意識によるもので、もちろんそんな権利は彼らにはありません。本来、国民全員が持つべき権利でしょう。彼らは国民の代表者ではありませんし、公益法人として認められてもいません。ちょっと面白いなと思うのは国魚:ニシキゴイで、それなりに納得できる選出だとは思いますし、すでに多少認知もされているようですが、それを強く主張しているのは全日本錦鯉振興会というところだったりするようです。私は別にニシキゴイで構いませんが、とりあえずさかなクンのご意見をお聞きしたいところです。野生種ではないのだけど、他に有名なのいないし、まあいいか。



🐧私、日本固有種ですけど何か…!!‐セグロセキレイ

街中ではそう見かけなくとも農村地区に行けばほぼ日本中で見られる鳥ですが、立派な日本固有種です。この鳥は尊い?市町村の鳥としていくつかの自治体に指定もされています。関東だと栃木県「小山市の鳥」です。国鳥ほど大それたものではありませんが、国鳥と違ってこっちは正式に認められている格の高いお鳥様です。



🍵茶畑の防霜ファン

上の鳥たちのうちいくつかを撮影した近くには、茶畑が広がっています。狭山茶です。

その茶畑の上には扇風機のようなものがたくさん並んでます。これは霜による害を防ぐための防霜ファンというものです。ちなみに「八十八夜の別れ霜」といって立春から88日目以降は霜は降りないとされているようです。今でいう5月初めです。夏も近づき、野にも山にも若葉の茂る頃です。もうすぐですね。