最新!!カエル山の鳥獣ニュース


🐸カエル山の鳥と獣・獣って?

3年程前に突如としてイノシシの襲撃を受けて以来、周囲にトレイルカメラを仕掛け里山の様子を伺っています。するといないはずの鹿まで登場して、カエル山は鳥や獣たちでにぎやかです。野鳥類の他イノシシ・シカ・ウサギ・タヌキ・キツネ・ネズミ、外来のアライグマやハクビシンも撮影されています。

ここは鳥獣保護区です。鳥獣保護法の対象となるのは「野生の鳥類と哺乳類」です。なので獣というのは哺乳類にあたります。カエルは獣ではなく虫のようです。。トカゲも虫。蜥蜴。ただ動物愛護法ではトカゲなどの爬虫類は対象とされています。しかし両生類のカエルはここでも対象外。ペットのカエルは熱帯魚と同じ扱いになります。しかしヘビは犬・猫と同じということで違和感はあります。なのでカエルには何をしても法的に罰せられることはありませんが、ヘビをウナギのように生きたままさばいたりしたら、どうなんでしょうか。


🐣野鳥 コジュケイ一家

コジュケイたちは「人々が 祈っている」と叫びます。

コジュケイの鳴き声は日本では「ちょっとこい」と聞こえるといいますが、英語の聞きなしだと「People Pray」だそうです。私は海外生活が長かったのでどちらかというとそっちに。嘘です。でもちょっとこいとも聞こえません。まあ「ピッピッピー」といったところでしょうか。しかし、ウクライナのことなどある今、人々の祈りの声がこの鳥には聞こえるのでしょう。コジュケイは外来の鳥ですから亡命者の子孫とも言えます。というのは、前にも書いた通りです。

また、コジュケイは数羽で群れをつくるとも言われていますが、これは一家だと思います。倒木に乗っているのが両親で、2羽の息子と3羽の娘がいるようです。仲良し7人家族です。抱卵はメスのみが行いますが、育雛はオスメス協力して行います。先頭で一家を引き連れているのが父親でしょう。たぶん。みなさん末永くお幸せにと祈るのみです。

この鳥は仲間のキジとは違って♂♀が見た目で判りませんが、雄には足にやはりキジ同様に蹴爪があるようです。この動画のように足が映っているものなら、よく見ると雌雄の区別が可能です。後ろ向きにとがっているやつです。


🐗イノシシ 母イノシシとウリ坊のその後、他

先月、自動カメラに5匹のウリ坊を連れた母イノシシの姿を確認しています。ただしウリ坊の生存確率は低く、普通は1匹生き残るのも大変と言われています。しかし、どうやらこの5匹は無事にウリを卒業した様子です。ウリ坊の後期は、母親と一緒だったり、別のところにいたりと、離合集散を繰り返していた風でしたが、ウリ柄も消える9月になると単独で映ることが多くなり、子離れした母イノものびのびとした様子です。ただイノシシは母系の集団を作りますので、これで解散というわけではなくて、やんわりとした集団で行動するようです。オスは一歳ほどで群れを離れるようですが、オス同士でバディを形成したりもするようです。

食べ物の多い夏・秋はいいとして、冬になったらそれなりの対策をしないと襲撃をうけそうです。



🦌シカ 移動する群れを確認

先月、母子で行動る姿を確認しましたが、今度はメス4頭からなる群れが撮影されました。ご存じの通りシカは一度の出産には一頭のみですから、多世代にわたる集団か姉妹による集団ということになります。

カメラのレンズをイノシシに汚されてしまった直後でぼやけてしまっていますが、シカの定着も間違いなさそうです。



🐭アカネズミ 初登場

野ネズミやリスのような小さいものは、なかなか映ってくれません。今回、ようやくのご登場になります。なかなか可愛いですよね。

食物連鎖のことを考えれば、もっとも数の多い哺乳類と考えるのが自然なので、また出て来てもらえたら嬉しい限りです。