蛙センター便り.2022. 早春~春


ウグイス : 鶯

3月初めに餌台に来たウグイスです。まだ周りに食べ物も少なく、ホーホケキョと鳴きだすのはもうちょい先でしょうか。梅は咲き始めていますが、梅に鶯というのはどうなんでしょうか。


メジロ : 目白

一般的にイメージされる「梅に鶯」というのはこっちですね。メジロなんですけど。花の蜜とか果物とか食べて生きている感じも、法華経っぽいし。本家のウグイスは生臭さを嫌わず虫の方が好きな気がします。まあ生きるためには殺生もやむを得ないですね。


ツマキチョウ♂・端黄蝶

スプリングエフェメラルと呼ばれる早春にしか見られない動植物の一つです。とても可憐な蝶です。モンシロより一回り小さく春に一度だけ羽化します。今年も出会えて幸せです。


オオスズメバチ・女王

オオスズメバチなどアシナガバチの仲間は、女王ただ一人が越冬して一人で巣をつくり最初の働きバチを育てます。見た目は働きバチとそれほど変わりませんが、腹部が長い分大きな体をしています。

これは水を飲んでいるところですが、小さな灯篭の下に巣をつくろうとしていたため、少し気の毒に思いましたが追い払いました。とにかく女王一人で活動していますから、留守中に家の様子が変わっていれば、危険を感じて引っ越してくれるようです。ごめんね。他所で頑張ってね。


ハクビシン・白鼻芯

冬の間、変温動物は眠ったままですが、哺乳類はいろいろとうろついています。主に夜行性なので直接みることはまれですが。イノシシ・タヌキ・ノウサギ・アライグマに加えて、これは?と思っていた動物はやはりハクビシンでした。外来種ですが流入の時期が不明で特定外来生物の指定は受けていなく捕獲には県知事の許可が必要なようです。食べると美味しいとも聞きます。迷惑がられる外来種は、キョンでもカミツキガメでもヌートリアでも食べてみると意外とみな美味しいらしいのです。


※各画像をクリックすると拡大画像と種名が表示されます。