蛙センター便り.2019. 初夏


ラミーカミキリ・木槿

見た目も名前もカッコいい。しかし成虫も幼虫もムクゲを食害します。カラムシなどの雑草も食べるので、できればそっちをお願いしたいところなのですが、残念なが人語を解しません。ラミーというのは苧麻(チョマ)のことですが、チョマカミキリとされなくて良かったかな。ちなみに亜麻はリネン、大麻はヘンプといいます。


ヒオドシチョウ・緋縅蝶

昔はそれほど珍しくもなかったように思いますが、今は東京・千葉・埼玉辺りでは絶滅危惧種に指定されていたりします。ここらにはまだいるのが判って安心です。大型のキタテハのような感じですが、色が鮮やかでとても綺麗です。緋縅というのは鎧をつないでいる紐で明るい赤のもののことです。たぶん。緋色はスカーレット。なのでscarlet butterflyと呼ばれています。


ツバメシジミ・燕蜆

シジミチョウの仲間には、こういう細い尾のあるものがいますけど、よく折れないものだと感心します。なんでこんなものを付けているのか不思議ですが、一つの説明としてこの尾は触角に擬態させているというものがあります。お尻に触角付けて何が楽しい?と思われるかもしれませんが、鳥などに頭から行かれると致命傷になりますが羽ならなんとか。確率1/2ですけど。


※各画像をクリックすると拡大画像と種名が表示されます。